国立科学博物館の楽しみ方、魅力
国立科学博物館は、東京都台東区にある上野恩賜公園の中にある施設です。
1877年より国内で唯一の総合科学博物館として運営されており、約452万点にもおよぶ展示品が所有されています。
総合科学博物館では自然と科学技術に関する展示品を集めているところが特長で、館内では「日本館」と「地球館」の2エリアに分かれています。
それぞれの館の内部では自然と生物の歩みが時系列に従って説明されており、さらに物理と化学の実験コーナーや自然観察会などのイベントが開催されています。
展示だけでなく体験を通して学ぶことができるというのが「国立科学博物館」であり、新たな疑問ができた時に解決できるための仕組みも整えられているのです。
定期的に特別展や企画展も開催されており、特定のテーマに沿った展示品を揃えて興味深い観覧をしていくことができます。
テーマとなるのは身近な化学や物理が多く、常設展とはまた違った切り口で科学に興味を持たせてくれるでしょう。
展示されている品物については公式サイトのデータベースで検索することができるので、直接見てみたい標本や化石、鉱石などがあるかどうかを事前に調べておくことができます。
「シアター36○」という直径12.8mの球体の中に入って見ることができる10分程度の映像もあり、通常の平面スクリーンとは違った臨場感のある解説を受けることが可能です
施設を利用するときの注意点
国立科学博物館は上野公園内にあることから、JR上野駅からほぼ目の前にあります。
アクセスをする時には上野駅の公園口から歩きますが、徒歩の場合は約5分くらいかかります。
すぐ隣には国立西洋美術館や寛永寺、東京国立博物館などがあるので、訪れる時にはそうしたところも一緒に見てもよいでしょう。
周辺には有料駐車場があり、障害者の場合は無料もしくは割引料金で利用可能です。
開館時間は通常は朝9時~夕方5時までですが、金曜日・土曜日は閉館時間が夜8時まで延長されます。
特別展が開催されているときは閉館時間がそれぞれのイベントによって異なるので、夕方から利用する予定の人は事前に確認しておくとよいでしょう。
入館料は一般(大学生以上)は620円ですが、高校生以下は無料で入場することができます。
こちらも特別展が開催されているときは別途入館料がかかるので気をつけてください。
博物館では常識ですが、内部での撮影や飲食は禁止されています。
子供と一緒に出かける時は、観覧をするというだけでなくマナーをきちんと学べるようにしておきましょう。
また展示品を守るために内部に昆虫や植物などの持ち込みが禁止されています。
国内最大級の博物館なので、ぜひ一度は訪れてもらいたいです。