多摩動物公園の楽しみ方、魅力
多摩動物公園は都内でも有数の広大な敷地を持った動物園です。
総面積は52.3haにもおよんでおり、広い敷地内の中には約370種、37,000点以上もの動物や昆虫が飼育されています。
内部は4つのエリアに分かれており、それぞれ「アジア」「アフリカ」「オーストラリア」「昆虫」として分類されています。
園内では動物を檻の中で飼育しておらず、全て壕を作ることで仕切っているのが最大の特徴です。
できるだけ自然に近い状態で住まわせておくというのが動物園としての方針になっており、広い放飼場の中で自由に生活をしている動物たちの様子を見ることができます。
中でも注目なのが、約10mにもなる高さで全長150mものロープを張り、「スカイウォーク」と呼ばれているオランウータンの飼育場です。
多摩動物公園は日本で初めてコアラを飼育したということで有名になっているように、オーストラリアでの珍しい動物を数多く飼育しています。
その他に直接動物を間近に見ることができる「ライオンパス」や、世界の蝶を生きたまま見ることができる昆虫館が特色と言えるでしょう。
定期的なイベントも開催されており、希少動物の現状についてや、その時期に注目されている動物をピックアップした講演会を受けることができます。
施設を利用するときの注意点
多摩動物公園へのアクセスは、京王線または多摩モノレールの「多摩動物公園駅」を利用するのが一番簡単です。
動物園は広い敷地となっていますが、駅が間近にあるので自動車を使用することなく訪れることができます。
このロケーションから「車がいらない動物園」と言われることもあり、都内や関東圏近郊に住む人にとっては訪れやすい環境にあると言えるでしょう。
逆に動物園としての駐車場は設置されておらず、自動車を利用する場合は正門周辺にある京王ストア運営の有料駐車場などを利用することになります。
入園料は一般(高校生以上)600円で、中学生200円、小学生以下は無料です。
他にも都内在住もしくは在学の中学生も、生徒手帳を提示することで無料になります。
休園日は毎週水曜日で祝日の場合は翌日が休みになります。
年末年始にも数日間の休みがあるので、利用をするときは事前に休園日カレンダーを見てみるようにしましょう。
開演時間は朝9:30~夕方5時までとなっていますが、動物の種類によっては生活サイクルから早めに閲覧が終わることもあります。
それぞれの動物の観覧スケジュールは公式サイトから調べることができるようになっているので、特に見たい動物がいるという場合は事前に調べておいた方がよいでしょう。
お得な年間パスポートもあり、一般2400円で購入日から1年間自由に利用ができます。