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保育士の仕事内容とは?1日のスケジュールは?

保育士の仕事内容

保育士の仕事は年々多様化しています。
かつて「保母さん」「保父さん」と言われていた時代には、保護者に代わって子供を預かり、保育所内で安全に生活をさせるということがメインでした。

そのため初等教育をするための「幼稚園教諭」とは、明確に仕事の住み分けができていたのです。

しかし現在では保育園と幼稚園との過ごし方にほとんど差がないというところも多く、保育士として勤務をするときに求められる能力もかなり多くなっているのが実情です。

2015年からは「子ども・子育て支援新制度」が設置されたことから、幼稚園・保育園・認定こども園の垣根が低くなり、地域全体でそれらの施設で子供の世話や教育をしていくようになっています。

現状の制度における保育士の仕事の内容は「満18歳に満たない者を対象にした保護」と定義されるものです。

詳しくは児童福祉法に定められており、子供の健やかな育ちを援助して、保護者に対する子供の支援活動を行っていきます。

保育士資格がある人の勤務先としては、保育所・保育園の他に助産施設や乳児院、母子生活支援施設、児童厚生施設など多岐にわたります。

近年では夜間保育など夜中の時間帯に子供を預かる仕事も増えてきているので、求められる能力だけでなく、勤務形態や時間帯も多様化してきていると言えるでしょう。

保育士の1日のスケジュール

数多くの職場がありますが、やはり最も多くの保育士が勤務をしているのは保育所や保育園などの施設です。

公立の保育所の場合、生後57日め以降からの乳児を預かることができるようになっており、その後の就学までの保育を行っていきます。

保育所ではそれぞれクラスごとの担当制がとられており、子供の年齢や特性によりスケジュールは少しずつ異なります。

普通の保育所では朝8:30~夕方17:15までが保育時間となっていますが、施設により朝7:00~夕方15:45までの早番保育や、朝10:45~19:30までの遅番保育がシフトになっていたりするのです。

一日の流れとしては、午前中は順次登園するのを待って遊びや集まりなどを行い、昼食のあとに2時間程度のお昼寝の時間をもうけてから、再び夕方までの遊びを指導していきます。

保育士の仕事は子供の直接的な面倒だけでなく、保護者への連絡や育児の指導も含まれます。
そのため子供が登園してきたら連絡帳などを預かり、子供のお昼寝の時間などを利用して、その日の子供の様子を親に伝えていきます。

保育園では年中行事も行われるので、そうした時には事前に準備をしたり必要な用具の手配をしたりするでしょう。

そのため、そうした雑務を行うために子供が帰ったあとも数時間居残りで仕事をしていることも多く、場合によっては家に持ち帰って書類を作成するということもあります。