子どもの笑顔が見れる
保育士の仕事で最も重要なのは子供の保育です。
しかしそれ以外にも保護者への対応や心身の障害への対応などもまた重要な保育士としての役割になります。
子供の保育もただ見ていればよいというわけではなく、その子供に対して「基本的な生活習慣を身に着けさせる」ことが目的になります。
幼い子供たちに対して躾をしていくことは簡単なことではなく、時には反抗をされてしまったり思うように生活習慣が身につかないということに悩んだりするでしょう。
それでもたくさんの子供たちの笑顔に囲まれて過ごすという仕事はとてもやりがいがあり、また子供の自由な発想による発見があります。
一人でも多くの子供たちに笑顔になってもらえるようにしていくことこそが、保育士としての役割にもつながってきますので、そんな過ごしやすい場所をつくっていくというのが重要な保育士の職務です。
子供にとっては生活の中で行う遊びがそのまま成長へとつながっていきますので、楽しく過ごさせてあげることができるかどうかが問われてきます。
人の成長に関われる
保育所で担当をするのは0歳~6歳までの未就学児です。
一般的な保育所では3歳以上から年少さんとして保育をしますが、最近では0歳~2歳までの乳児保育も高いニーズがあります。
大人と異なり子供にとっての1年というのは非常に大きく、例えば3歳児と4歳児とでは全く育成状況が異なるものです。
ですので保育士として仕事をしていく時には、幼少期の子供の生育について詳しい知識を持ち、それぞれの月齢に適した遊びやしつけをしていくことになります。
昨年まで自分が担当していた子供が1年後にぐっと大きく成長するという様子は非常に見ていて楽しく、目に見えて仕事の成果を実感することができるでしょう。
歩いたり走ったりすることが自由にできるようになったり、言葉を多く話すことができるようになるといったことを始めとし、文字を読めるようになったり、ブロックなど細かい遊びができるようになったりと、1年でかなりできることが広がります。
また絵を書いたり歌を歌ったりといった情操教育をしていくことにより、大人にはない自由な発想で作品を作ることができたりします。
実際に保育所などの施設で働いている人の多くがやりがいとして挙げているのがこの「子供の成長」で、日々新しい発見があるということが仕事をしていく上のモチベーションになるのです。
もう一つの重要な保育士の仕事が保護者への育児指導です。
若い保護者が中心となる保育所においては、自分の保育方法に悩む人が多く訪れます。
そこで子育てについての情報を交換し、その中から子供の個性を発見していくということを手伝っていきます。