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トマト

トマトに栄養はある?子どもに食べさせるコツ

トマトの栄養

トマトと言えば、健康に非常に高い効果があることで知られる野菜です。
中でも「トマトリコピン」はサプリメントとしても販売されている有名な成分で、日常的に食べておきたい野菜としても挙げられます。

トマトは真っ赤な見た目が特徴的ですが、この赤色こそがトマトリコピンによるものです。
完熟トマトは赤味が増して鮮やかな見た目になりますが、これも十分に成熟することにより体の中にたくさんのリコピンを蓄えることによります。

リコピンというのはカロテノイドの一種で、βカロテンなどと同じような性質を持ちます。
カロテノイドは全般的に抗酸化作用を持っていますが、リコピンは特にその作用が大きく、健康や美容に高い効果を発揮します。

他にもクエン酸やケルセチン、食物繊維、カリウム、そして旨味成分であるグルタミン酸を含んでいるので、食べやすくまた栄養効果の高い非常に優れた野菜と言えます。

トマトの調理の工夫

まずトマトを食べるときに注意をしておきたいのが、できるだけ真っ赤な完熟トマトを選ぶようにするということです。

最近はトマトの刺激を減らしたピンク系のトマトも販売されていますが、栄養価としては真っ赤なものの方が断然高くなります。

流通過程において日持ちをさせるために緑色のまま出荷されているトマトもあるものの、できるだけ赤く熟すのを待ってから食べましょう。

またリコピンは脂溶性であることから、脂分と一緒に摂取することにより、より多くの栄養を体内に吸収することができるようになります。

トマトといえば生食のサラダが一般的ですが、できれば加熱をした方が栄養価は高くなります。

トマトスープやトマトソースなどは他の野菜との相性もよく、美味しく食べることができる作りやすい料理です。

トマトを子どもに食べさせるコツ

トマトが嫌いな子供にありがちなのが、生食特有の刺激を苦手としているケースです。
最近は甘みの強い品種も多くなりましたが、中には酸っぱさの強いトマトもあるので、もし苦手にしているようなら無理にサラダとして出す必要はありません。

完熟トマトは加熱することでさらに甘みを増すので、上手に料理に取り入れてあげてください。

子供にも人気のトマト料理としては、まず卵と一緒にしたトマトオムレツがあります。
細かく刻んだトマトを軽く炒めて、それをふわふわの卵で一緒にスクランブルしていきます。

特に何か味付けをしなくてもトマトの甘みと酸味で十分に美味しく仕上げることができるので、朝食メニューとしてもおすすめです。

ちょっと手がかかりますが、トマト缶を使った手作りミートソースも子供に人気のメニューです。
生のトマトにこだわらなくとも、トマト缶を使えばスープ系も簡単に作れるのでぜひ使ってみてください。